在宅医療・介護の中心人物

ご自宅で療養されている方のご自宅にお薬を届けてほしい。という依頼が増えてきました。

ほとんどが主治医の先生方からのご依頼です。

 

私たちが依頼を受けた時に忘れてはいけないのは「ケアマネージャーへの連絡」です。

これは私が訪問診療中心のクリニックで勤務していた時の院長先生の教えです。

「介護保険を使い自宅療養している患者さんは医師がうるさいことを言ってはダメ。また勝手なことをしてもダメ。

必ずケアマネージャーさんが本人やご家族の意向をよく聞いてケアプランを作っているのだから、その人たちを差し置いて月2回ぐらいしか診察で来ない俺達が、ああしろ!こうしろ!と指図してはいけない。

あくまでも主役は患者さんとそのご家族でケアマネージャーさんが司令塔の役割をしているから報告と相談はしていいが、偉そうにふんぞり返って指示してはダメ」

 

この経験が生きて在宅医療に携わる薬局の在り方を考えるようになりました。

 

最近では多職種連携会議などで様々な機会に参加させていただくことも増えました。

これからも薬剤師・調剤薬局として「提案・相談すること」は大切にしなければいけませんが、「指示・命令すること」にならないように気をつけていきたいと思います。

きっとその姿勢が「相談しやすい薬局」になると信じていいます。